DADiSP / ProPac 詳細説明

ProPac 計算高速モジュールパッケージ

データ解析ルーティンの高速化を簡単に行う方法をお探しですか? DADiSP/ProPacは、FFTXLモジュールとMatrixXLモジュールにVectorXLモジュールが組み込まれ、いかなる数値処理ルーティンも高速化するために最適化された数値処理エンジンを提供しています。

・DADiSP/VectorXLは、Intel(R) MKLを使用することで一般的なベクトル計算を高速化します。処理速度は20%から60%まで向上しています。MKLはVector Math Library (VML)に基づき、最適化されたベクトルルーティンを提供しています。アルゴリズムはパフォーマンスを強化するためにIntelプロセッサ向けに調整されています。

・DADiSP/FFTXLプラグインモジュールは、自動的にFFT計算やFFTに基づく解析ルーティンを高速化します。MKL、FFTXLは最新の導入設定、並列処理、アルゴリズムを活用して、大幅にFFT関数の最適化を図っています。標準的なビルトインFFT関数に比べ2倍から10倍のパフォーマンス向上を図ることで、既存または新規のFFT解析への応用に有効とされています。

・DADiSP/MatrixXLモジュールは、Intel(R) MKL から提供されているLinear Algebra PACKage(LAPACK)を構築しており、コアマトリックス演算処理を加速することが可能です。LAPACKは業界の中で標準のソフトウェアライブラリであり、線形方程式、最小二乗法や特異値分解法における問題を解くための関数を含むマトリックスルーティンを提供しています。LAPACK向けに調整された処理性能をもつプロセッサを利用することで、MatrixXLは標準ビルトインのマトリックス関数を超えた3倍から50倍までの処理速度向上を可能とします。

高い費用対効果

単一で結合したモジュールパッケージとして、DADiSP/ProPacは各モジュールをすべて個別に購入した場合に比べコストを50%削減しています。ProPacは簡単にインストールでき、ベクトル計算、FFTやマトリックスの計算速度が向上します。また、変更に必要な設定が不要で、書き直しのためのコードがありません。

動作環境

DADiSP/ProPacはDADiSP 6.5 B04以上の動作環境を必要とします。バージョンアップに関する詳細は当社にお問合せ下さい。

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