DADiMPの機能詳細

単独インポートモジュール

DADiMPは小さく、速く、DADiSPのラボブックやデータセットへインポートするデータファイルの処理をするプログラムと別に単独で実行可能です。DADiMPは自身のプログラムや商用データベース・スプレッドシート・文書処理ソフトによってデータファイルをインポートすることができます。内蔵型のプログラムであるため、DADiMPはDADiSPと別に起動することができ、自動で勝手にインポートします。

データインポートパラメータ

データインポートパラメータは、実行時にDADiMPのコマンドラインもしくはASCIIヘッダーを用いて設定します。加えてDADiMPは、異なるヘッダーやチャンネル間のいらない情報を持つものを無視します。

単一及び複数のチャンネルのサポート

DADiMPは単一チャンネルのデータのインポートが可能です。例えば、100Hzでサンプリングした2ビットの符号付整数型のデータを100点もつバイナリーファイルのインポート等です。DADiMPは複数チャンネルの整理をする方法を2つ持っています。それは、一連のファイルの処理とばらばらのファイルの処理です。一連のファイルに対しては、各チャンネルからのデータは連続的です。つまり、チャンネル1の次にチャンネル2、その次にチャンネル3といった感じです。ばらばらなファイルがチャンネルに混ざり合わさった場合はチャンネル1,2,3…のサンプル1に続いて、チャンネル1,2,3…のサンプル2といった感じです。

多様なファイル・データタイプ

DADiSPは以下のデータタイプをサポートしています。
データタイプ 説明
ASCII スペース・タブ・改行・コンマ・セミコロンによって別けられる10進数データ
BYTE 符号無しの整数型1バイト
SBYTE 符号付きの整数型1バイト
UINTEGER 符号無しの整数型2バイト
SINTEGER 符号付きの整数型2バイト
LONG 符号付きの整数型4バイト
ULONG 符号無しの整数型4バイト
FLOAT IEEE 4バイト浮動小数点
DOUBLE IEEE 8バイト倍精度浮動小数点
DADiMPも多様な2進データタイプを持つデータの記録を操作できます。

選択インポート

ファイル内の全てのチャンネルはインポート可能で、列番号を選択することでその部分を抜き出すこともできます。指定したオフセットの場所から、もしくはファイルの1部から、データの読み込みが可能です。OFFSETパラメータを用いることで、非DADiSPのヘッダー情報はもとのファイルに保存されますが、バイパスされます。チャンネル間のバイトや文字に対してはスキップや不要なデータの削除が可能です。

時間変化とデータスケーリング

X_OFFSETと RATEパラメータはデータを時間ベースで指定することが可能です。また、Y_OFFSET とSLOPEパラメータは各データシリーズのスケーリングを独立してサポートします。 一様な抽出データはX_OFFSETとRATEパラメータによって指定することができるので、チャンネルの時間を削除することで結果として速くなり、よりロバストなインポートやデータ処理が可能になります。不均一な抽出データXYシリーズとして表示や処理ができます。

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